相続に必要な手続きとは?身近な人が突然亡くなったらどうする?
1不幸は突然やってくる
こんにちは!
会社員(金融業界)兼投資家のインベスター小次郎です。
このブログは、「投資」がメインですが最近ふとしたことがきっかけで
「相続」にも興味が湧きました。
私の両親は二人とも施設に入っていますが
いつ不幸が訪れるかわかりません。
恐らく、何も準備していないとかなり慌てるのは間違いありません。
そもそも、家族関係が希薄だったので、全く考えたことはありませんでした。
相談できる兄弟や親せきもいないし、連絡先も知りませんので
自分でなんとかする必要があります。
私の好きな言葉に「知るは宝、知らぬは罪」という言葉があります。
知らないと、損そることも多いですし、相手に迷惑をかけることになります。
なので、少しづつ「身近な人が亡くなった後」の手続きや届出について
まとめていこうと思います。
ちなみに、相続の際に問題になる「相続税」ですが
富裕層に対する税金なので、一般人はかかりません。
私の両親も全く財産がないため、相続税の不安はありません。
実は、小学6年生から高校3年生まで
生活保護を受給していた
程、お金に苦労してました。
ただし、相続税は発生しなくても、最低限の手続きはしないといけませんので
流れを知っておくと良いでしょう。
2 まずは、亡くなった人の手続きの全体の流れを把握しよう
物事には優先順位があります。
・必ずすぐにやらななければならないこと。
・落ち着いてから行うこと。
・必要に応じて行う必要あがあるもの。
大きく分けると3つになります。
このように、全体の流れを知っておくだけでもかなり
冷静に対応できると思います。
1つ1つは難しくないのですが
やることが多いし、聞き慣れない言葉が多いため
面倒なので、
事前に準備しておく人が少ないと思います。
どうせやることになるので、事前に知っておいて
その時に落ち着いて対処できた方が安心ですね。
3 亡くなった直後に行うこと
もし、突然に身内が亡くなったら相当に動揺すると思います。
人生で、数回しかない経験です。
特に初めての時は、何をしたら良いか迷うと思います。
どうせ、調べたり誰かに聞いてやることなので
事前に知っておくだけで、だいぶ落ち着いて対処できると思います。
これから書くのは、「亡くなった直後」に行うものなので
必ずやらなければならないこと(義務)です。
以下、箇条書きでまとめます。
・しぼう診断書、しぼう検案書の手配=すみやかに
※キーワードがNGにあたるため(ひらがな表記しています)
・しぼう届の提出=7日以内
※キーワードがNGにあたるため(ひらがな表記しています)
・火葬許可申請書の提出=しぼう届の提出と同時
※キーワードがNGにあたるため(ひらがな表記しています)
・年金受給停止の手続=すみやかに
・世帯主変更届の提出=14日以内
・健康保険証の返却・資格喪失届の提出=14日以内(国民健康保険の場合)
・通夜、葬儀、納骨
実際は、これを読んでも忘れるので専用のファイルを作るなどして
やるべき事を印刷してまとめておくと良いでしょう。
更に、役所や葬儀屋等と話ながら次のやるべきことを確認しながらすると確実です。
特に1回目は、経験がないため勘違いや間違いをしやすいと思います。
4 落ち着いたら行うこと
さて、必要最低限のことを優先的にやったら一息ついて良いです。
更に、落ち着いてからやるべきことを、以下にまとめておきます。
・戸籍謄本の取得(相続人の調査)
・住民票の写し、印鑑証明書の取得
・公共料金(電気・ガス・水道)などの支払い方法変更・停止
・固定、携帯電話、インターネットなどの支払方法変更、停止
・葬祭費、埋葬費の支給申請(2年以内)
これらの内容は、落ち着いてからで大丈夫ですが
なるべく早めに、着手しておきましょう。
どちらにせよ、「やるべき」内容ですので。
5 必要に応じて行うこと
最後に、義務ではないが必要に応じてする必要があることを
下記に箇条書きにしておきます。
①役所関係
・高額療養費の請求申請
・復氏届(分籍届)※苗字を元に戻す、手続きです。
・姻族関係終了届
・改葬許可申請
②年金関係
・年金の受給停止(10日以内)、未支給の年金の受給手続
・遺族年金の受給手続
・寡婦年金の受給手続
・死亡一時金の受給手続
・児童扶養手当の受給手続き
③相続手続関係
・相続放棄(3ヵ月以内)※
何もしないと、単純承認となり、望まない負債を
負ってしまう可能性がある。
・限定承認(3ヵ月以内)
何もしないと、単純承認となり、望まない負債を
負ってしまう可能性がある。
・遺言書の検認申立
・遺産分割協議(調停)※調停でまとまらない場合、「審判」で決着をつける。
・預貯金の相続手続
・株式など有価証券の相続手続
・生命保険の保険金受取手続
・自動車の相続手続
・不動産の相続手続
・ゴルフ場、リゾート会員権などの相続手続
・遺留分減殺請求(1年以内)
④税金関係
・青色申告承認申請
・所得税の準確定申告(4か月以内)
・相続税の申告(10か月以内)
まとめ
・身内が亡くなったらどうするか?一度は考えてみると余裕を持って行動できる
・相続税が発生する人は、期限に注意!(相続放棄・限定承認等)
・やることが多いだけで、1つ1つの手続きはそんなに難しくはない