外貨建てMMFのおすすめ。利回りやデメリットも解説
- 1 外貨建てMMF(マネーマーケットファンド)とは?
- 2 外貨建てMMFと外貨預金の違い
- 3 外貨建てMMFと外貨預金はどっちがお得?
- 4 外貨建てMMFの利回りやデメリットとは?
- 5 外貨建てMMFに向いている人はどんな人
- 6 外貨建てMMFと外貨建てMRFとの違いは?
- まとめ
こんにちは!
インベスター小次郎です。
投資ブログなので、なんでも扱います。
今回は、マイナーな「外貨建てMMF]について
解説します。
結論から言うと、かなりおすすめの金融商品です!
1 外貨建てMMF(マネーマーケットファンド)とは?
外貨建てMMFって聞いたことがありますか?
おそらく、ほとんどの人が一度は聞いたことがあるけど
内容は知らないという人が多いと思います。
そもそも、「今、外貨建てMMFやってるんだぜ!」みたいな人に
一度も会ったことがありませんので、株やFX、投資信託に比べると
かなりマイナーな金融商品だと思います。
さて、外貨建てMMFの意味を説明すると
「格付の高い外貨建て(米ドル、カナダドル、豪ドル、ニュージーランドドル、南アフリカランド、トルコリラ)
の短期証券に投資する投資信託」という事になります。
一言で言うと、信用性が高い外貨建(米ドルなどの外貨)の
「投資信託」ということですね。
2 外貨建てMMFと外貨預金の違い
外貨普通預金 | 外貨建てMMF | |
保有時にかかる費用 | かかりません | 管理報酬や投資顧問報酬等の費用が間接的にかかる |
為替差益にかかる税金 | 雑所得としての申告が必要 | 申告分離課税の対象 |
金利 | 変動金利 | 運用実績による分配、複利効果が期待できる |
金利にかかる税金 | 利息から20.315%が源泉徴収される 所得税15.315%・住民税5% | 分配金の20.315%が源泉徴収される 所得税15.315%・住民税5% |
解約の自由度 | いつでも円に換えることができます | いつでも解約できます |
主なリスク | 為替変動リスク 信用リスク | 為替変動リスク、信用リスク 価格変動リスク、金利変動リスク |
元本の保証 | 外貨ベースで元本保証 為替変動により、円貨ベースで元本割れが 生じることがあります | 元本の保証はありません |
資産保護 | 預金保険の対象外のため、資産保護は ありません | 分別管理の対象となるため、万一破綻した場合でも お客様の外貨建てMMFは保全される |
「外貨建てMMFと外貨預金の違いってなんなの??」疑問に思いませんでしたか?
外貨建てMMF=証券会社が取り扱う
外貨預金=主に銀行が取り扱う
まずは、大ざっぱな分け方です。
次は、中身ですが表でまとめましたので
なんとなく理解できると思います。
あと補足的に以下、箇条書きでポイントをまとめます。
・外貨預金は、円を外貨へ交換するときや外貨から円に戻す時に
「為替手数料」が発生する。
・外貨預金は「預金保険制度」がない。
・外貨建てMMFは、実績に応じて利益を受け取る「投資信託」です。
・外貨建てMMFは、安全性の高い運用をしているので、外貨ベースで大きく
元本を割り込む可能性は低い。
・外貨預金は、預ける時に適用される金利が決まっているが、外貨建てMMFは
後にならないと、何%の利回りか判明しない。
いかがでしょうか?
外貨預金と、外貨建てMMRの違いがなんとなく理解できたと思います。
凄くざっくり言うと、安全性を取る外貨預金か、リスクはあるけどリターンを
多くとる外貨建てMMFかということになります。
私なら、ほんのわずかなリターン得てもうれしくないので、外貨建てMMFで
資産を増やそうと思います。
正解はありませんが、自分の性格にあった金融商品を選んでみてください。
3 外貨建てMMFと外貨預金はどっちがお得?
結論から言うと、外貨建てMMFがお得です。
知名度は、外貨預金の方が勝りますが
中身は、外貨建てMMFが勝ります。
これから、その理由を説明します。
・外貨建てMMFは、運用に失敗したら税金が安くなる。
利益が出たら、税金を支払うのは両方とも同じですが
外貨建てMMFは、損失が出たら場合税金が安くなります。
申告分離課税なので、他の所得(給与所得等)と合算しないで
税額を計算するため、税金を安くすることができる。
外貨預金は、「雑所得」なので給与所得と合算し、累進課税方式で
計算するので、税額が多くなり不利。
ちなみに、申告分離課税は損失が出ても申告が可能なので
将来の税額を抑えることが可能。
・外貨建てMMFは、スプレッド(為替手数料)が狭い
スプレッドが広いと最初のマイナス分が大きくなるため
不利です。
なかなか理解しにくいかもしれませんので、少しづつ慣れて理解
すれば良いと思います。
しかし、外貨預金はペイオフ対象外のため
金融機関が破綻したら1円も保証はありません。
4 外貨建てMMFの利回りやデメリットとは?
外貨建てMMFの利回りは、0.9~1.1%弱はあります。
100万円を1年間預けて、1万円という感じです。
手堅く増やすという点では良いと思います。
デメリットは
・元本は保証されていない
・為替リスクがある
・原則として為替手数料が必要
デメリットよりメリットが多いので
総合的に見て、優れた金融商品だと思います。
5 外貨建てMMFに向いている人はどんな人
投資はリスクがあるため、同じ商品を全員にお勧めできません。
人によりリスク許容度が違います。
超安全志向で、元本を絶対に減らしたくない人は普通預金にするしかありません。
小さいリスクを受け入れることができ、リターンも1%前後得たいのであれば
外貨建てMMFに向いていると言えるでしょう。
6 外貨建てMMFと外貨建てMRFとの違いは?
言葉が似ているので、違いはわかりにくいですね。
わかりにくいですね。
マネーリザーブ
意味は「お金を蓄えておくための商品」です。
証券口座を開設し入金すると、自動的に買付けが行われます。
証券口座も銀行と同じく、お金を入れておくと、利息に相当する分配金がもらえます。
これに対して、MMFは証券会社版の「(変動金利)の定期預金と言えます。
こちらも、ざっくした理解で良いです。
まとめ
・外貨建てMMR>外貨預金
・ほとんどにおいて、外貨建てMMRは外貨預金に比べて有利。
・外貨建てMMFは、解約がいつでも可能で、1万円程度からでも購入が可能。